Ⅳ.防災論(4本)

 防災を単なる災害対策ではなく、都市構造と公共施設配置の問題として考察する論考群です。
 近年、自然災害は激甚化・頻発化しており、行政には防災・減災への対応が強く求められています。しかし、防災は防潮堤や避難所の整備だけで成立するものではありません。人口分布、交通網、公共施設配置、医療体制、情報伝達手段など、都市の構造そのものが災害時の被害規模や復旧速度を大きく左右します。
 本カテゴリーでは、複合水害、長期停電、避難行動、公共施設再編、防災拠点整備などをテーマに、新潟市が将来にわたり持続可能な都市であり続けるための防災のあり方を考察します。
 防災は独立した政策分野ではありません。都市構造、公共施設、交通、福祉、医療など、あらゆる行政分野と接続された都市運営そのものの課題です。本論考群では、「災害が起きたときにどう対応するか」だけではなく、「災害に耐えられる都市をどうつくるか」という視点から議論を進めます。


【論考】
防災論①水を排除することで成立してきた都市の構造
防災論②低平・排水依存型都市における複合災害時の都市運用構造
防災論③新潟市防災計画における「命の順番」
防災論④公共施設再編はなぜ防災と接続されないのか